これまで、富士ハウスの元従業員、被告本人である鈴木修氏および小島一洋氏の尋問を行ってきましたが、6月30日の期日において、川尻社長本人が裁判所に出頭し、川尻氏に対する尋問が行われました。
尋問に先立って、川尻氏は、傍聴席に向かって予め用意された謝罪文を読み上げ、土下座をしました。しかし、川尻氏は、倒産直後には公の場に姿を見せず、謝罪会見も債権者説明会も行わず、東京地裁で行われた債権者集会にも体調不良を理由に欠席を繰り返していました。倒産から2年以上が経過した今になっての謝罪は、遅きに失したと言わざるを得ず、形式的なパフォーマンスとしか見えません。
当弁護団は、鈴木氏、小島氏および川尻氏の経営者責任を追及すべく、様々な角度から反対尋問を行いましたが、「覚えていない。」、「任せきりだったので分からない。」、「自分の担当ではなかった。」などの発言が目立ち、責任逃れの態度に終始しているように映りました。
川尻氏に対する尋問は、時間切れのために中途で終わらざるを得ず、次回期日に持ち越されました。当弁護団は、甚大な施主被害をもたらした本事件の責任の所在を徹底的に明らかにすべく、更に気を引き締めて、次回の尋問に臨みます。
なお、川尻社長の尋問が行われる次回期日は、9月22日午後2時~です。傍聴を希望される方は、傍聴席の数に限りがある関係で、事務局の弁護士青山の事務所まで事前にご一報くださいますと助かります。
