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富士ハウス被害対策静岡県弁護団より ~ご挨拶~

去る平成21年1月29日、静岡県浜松市に本社を置く富士ハウスが自己破産しました。これにより、着工・未着工を含め2,200名を超える施主の方が被害を受けるという大規模消費者被害事件となっております。
この事態を受け、静岡県弁護士会有志の70名余の弁護士が富士ハウス被害対策静岡県弁護団を結成し、被害者救済に少しでも資することができるよう、活動を開始しております。

川尻社長の尋問が行われました

2011 年 6 月 30 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

 これまで、富士ハウスの元従業員、被告本人である鈴木修氏および小島一洋氏の尋問を行ってきましたが、6月30日の期日において、川尻社長本人が裁判所に出頭し、川尻氏に対する尋問が行われました。

 尋問に先立って、川尻氏は、傍聴席に向かって予め用意された謝罪文を読み上げ、土下座をしました。しかし、川尻氏は、倒産直後には公の場に姿を見せず、謝罪会見も債権者説明会も行わず、東京地裁で行われた債権者集会にも体調不良を理由に欠席を繰り返していました。倒産から2年以上が経過した今になっての謝罪は、遅きに失したと言わざるを得ず、形式的なパフォーマンスとしか見えません。

 当弁護団は、鈴木氏、小島氏および川尻氏の経営者責任を追及すべく、様々な角度から反対尋問を行いましたが、「覚えていない。」、「任せきりだったので分からない。」、「自分の担当ではなかった。」などの発言が目立ち、責任逃れの態度に終始しているように映りました。

 川尻氏に対する尋問は、時間切れのために中途で終わらざるを得ず、次回期日に持ち越されました。当弁護団は、甚大な施主被害をもたらした本事件の責任の所在を徹底的に明らかにすべく、更に気を引き締めて、次回の尋問に臨みます。

 なお、川尻社長の尋問が行われる次回期日は、9月22日午後2時~です。傍聴を希望される方は、傍聴席の数に限りがある関係で、事務局の弁護士青山の事務所まで事前にご一報くださいますと助かります。

静岡銀行訴訟(住宅ローン被害者)を提起します

2010 年 6 月 9 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

平成22年6月8日、静岡銀行の住宅ローン(つなぎ融資・本融資)を利用していた施主被害者の方々を申立人として、ローンの減免を求めていた特定調停が不調で終わりました。

静岡銀行とは、富士ハウス倒産直後から数度に渡り協議し、当初は施主被害者救済のために協力する姿勢を見せていましたが、特定調停が始まるや否や「ローン、利子、遅延損害金のいずれも一切減免しない」という頑なな態度に終始しました。新聞報道によれば、静岡銀行は、特定調停に「誠心誠意話し合いを続けてきた」と述べたようですが、調停の実際からして、完全な「虚」です。

静岡銀行は、富士ハウスのメインバンクとして富士ハウスに多額の融資を行う一方、提携金融機関として、富士ハウスの顧客に対しても富士ハウスに対する建築代金の支払に充てるため、つなぎ融資を積極的に行ってきました。これは、平成20年12月30日まで行われていたのですが、この時期は、富士ハウスが資金繰りに困り、本来支払時期に来ていない顧客に対して積極的に前払いを求めていた時期であり、静岡銀行は富士ハウスと一体となって富士ハウス存続のための無理な代金前払い活動に荷担していたものです。

ところが、静岡銀行は、1月に入るや一転して富士ハウスに法的整理を迫ったのですが、これを行えば、直前に無理な代金支払いをさせられた多数の静岡銀行顧客に多大な損害が発生するのは明白でした。

このようなやり方は、銀行としてのモラルに反し、静岡銀行を信頼して融資を受けた顧客をまさに裏切る行為、正面から切って捨てる行為でした。当弁護団は、原告となられる静岡銀行融資被害者とともに、このような行為が社会的に、また法的に許されることでないことを、訴訟を通じてはっきりと示していきたいと考えております。

再発防止に向けて 民主党への働きかけ

2010 年 5 月 12 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

今回のような被害を根絶するため、弁護団は以前より国、各政党、代議士への働きを行っております。

先般、民主党の細野豪志・斉藤進衆議院議員と議員会館で面談し、国交省政務官である藤本祐司参議院議員と政務官室で面談しました。細野議員からは突っ込んだ質問があり、斉藤議員は早速国会で質問して下さいました。

http://saito-susumu.jp/(ページを半分ほどスクロールしたところの☆斉藤進のエッセイ(最新記事)

斉藤議員は問題を十分に理解され、具体的な質問を展開されておりますが、国交省の担当者は「民民の問題」として法制度制定に消極的です。驚くべきは、福島消費者担当相の答弁です。消費者保護の観点から積極的検討を行うことは責務であるところ、国交省の官僚と同様の、気持ちの入らない答弁をしています。

今後、消費者庁及び消費者担当相への働きかけも強めたいと考えております。

被害者の皆様、そして、マイホームの建築を考えておられる方々、消費者庁に、是非声を上げて下さい(https://form.caa.go.jp/shohisha/opinion-0001.php)。

債権者集会に元社長が出席しました

2010 年 5 月 12 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

富士ハウスの第3回債権者集会が平成22年4月27日開かれました。

元社長が初めて出席し、形式的な謝罪はしましたが、弁護団の質問に対し、「破産の原因は申し立てにサインしたこと」「7割前倒し入金は約款によるから悪くない」などと答え、真摯に反省している様子はみられませんでした。

また、破産の原因は過剰投資であり、破産のトリガーを引いたのは金融機関、過剰融資も金融機関のアドバイスに従ってしまったなどとも述べていました。

なお、債権者の質問で、旧代表者がhttp://blogs.yahoo.co.jp/seariverfuji でブログを開設していることがわかりました。

次回債権者集会に元社長川尻氏が出席します

2010 年 4 月 13 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

当弁護団は、第1回、第2回の債権者集会をいずれも欠席した川尻氏について、第3回債権者集会には出席するように求める上申書を東京地裁宛に提出しました。

その後、破産管財人弁護士から、川尻氏が平成22年4月27日に東京地裁で開かれる第3回債権者集会に出席する予定である旨の連絡がありました。

旧代表者らへの訴訟・第7回期日詳細

2010 年 2 月 26 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

昨日(2月25日)の期日では、双方から主張書面の提出はなく、専ら進行協議期日における和解協議が行われました。

 川尻氏の代理人からは、自宅不動産を第三者に売却して被害弁償金を捻出すること自体には特に反対意見は示されませんでしたので、弁護団としては、その方向での活動を進めていきたいと考えております。ただし、自宅不動産には、複数の金融機関が平成20年12月に抵当権を設定しておりますので、仮に自宅が売却できたとしても、売却金を被害弁償に充てるためには、金融機関の協力(担保解除)が不可欠です。富士ハウスの破綻に関する特殊事情や、被害の深刻さを踏まえて、金融機関には被害者救済への協力を要請していくこととしております。

 川尻氏以外の幹部2名については、昨日の段階では、十分な解決金の提示はありませんでした。弁護団としては、幹部2名の法的責任をさらに明確に主張していくことと並行して、和解協議も続けていく方針です。

 なお、次回期日は、4月15日と指定されております。

旧代表者らへの訴訟・第7回期日と金融機関への協力要請

2010 年 2 月 26 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

本日、2月25日、本日、川尻被告らに対する第7回弁論期日が開催され、川尻被告からは不動産売却をからめた解決について、初めて前向きな姿勢がみられました。ただし、この不動産には、破産直前の平成20年12月30日にメインバンク外1社の抵当権が設定されています。

したがって、川尻氏との和解成立の帰趨は、これら金融機関の協力なくしてはありえません。一方、この2つの金融機関の内、特に本件に関わりの深い地元メインバンクが、被害者及び自行顧客救済に消極的姿勢を見せており、このままでは和解成立に大きな障害となります。

トヨタ自動車の例にみられるように、どのような巨大企業であっても、顧客や社会に対する責任を果たさない企業は、厳しい非難にさらされることは必定です。地元メインバンクには、顧客責任・社会的責任を自覚され、被害者・顧客救済の最前線に立って頂くことを願ってやみません。

旧代表者らへの訴訟・第6回期日が開かれました

2010 年 1 月 28 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

 1月28日の期日に先立つ1月14日に、被告川尻氏より、弁護士を通じて、「川尻の方でいろいろと手を尽くしてみましたが、誰からも物件買取の資金について協力が得られませんでした。折角の和解提案でしたが、以上のような状況ですので、対応できませんことをご了承下さい。」との連絡書が、当弁護団宛にFAXされてきました。ここにいう「物件」とは、被告川尻氏の自宅不動産のことです。
 そこで、当弁護団は、被告川尻氏との和解交渉が決裂したと判断し、被告川尻氏から提出された1月20日付第4準備書面も含めて、これまでの被告川尻氏の主張に対して、反論の書面を作成し、28日の期日で陳述しました。被告川尻氏は、「経営危機にあった日本航空だって前払航空券を販売していたではないか」とか、「富士ハウスが倒産したのはリーマンショックとそれに過剰反応した銀行のせいだ」などという責任転嫁の主張ばかりを繰り返しており、自らの経営判断の誤りに対する反省の態度は見受けられません。当弁護団としては、被告川尻氏の責任について、裁判所に判断してもらうべく、判決に向けた訴訟活動は今後も鋭意進めていく予定です。
 ただし、1月28日の弁論期日後に行われた進行協議手続において、裁判所から、被告川尻氏の自宅不動産を第三者に売却して被害弁償金を捻出する方策の可否を検討するよう提案がありました。それを受けて、当弁護団および被告川尻氏双方は、訴訟手続と並行して、和解協議も継続することとなりました。
 また、被告川尻氏以外の被告2名に対しては、当弁護団から和解解決に向けた具体的金額を提示しました。同被告2名は、次回期日(2月25日)までに、和解の可否について検討してくることになっております。

旧代表者らへの訴訟・第5回期日が開かれました

2009 年 12 月 24 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

12月24日に第5回目の口頭弁論期日が開かれました。

和解に向けて、被告よりたたき台的な考え方が示されました。

但し、具体的に金額の詰めがなされたとまでは言えません。また、和解実現についてはメインバンクとの調整が不可欠となり、今後も予断を許さない状況です。

財団債権配当に関するお知らせ

2009 年 12 月 24 日 投稿者:富士ハウス被害対策静岡県弁護団

破産管財人より、2回目の財団債権支払延期の申請がありました。

11月30日に行われました、第2回債権者集会にて報告されておりましたとおり、原資に充てるための不動産売却に遅れが生じており、支払原資が不足しているのがその理由とのことです。

支払見込み額に変更はないとのことですが、支払予定時期は2月から3月位と不確な見込みとのことです。